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題 泣いた赤おに
作 浜田廣介
絵 いもとようこ
出版社 金の星社
(以前は、白泉社から出版されていましたが、現在は金の星社から出版されています。実際に幼稚園で読んだのは、白泉社のものですが、表紙・内容ともに現在の金の星社版と同じものです。) |
人間と仲良くしたい心のやさしい赤鬼。でも、村人は赤鬼を恐れ、受け入れようとはしません。そこで青鬼は、ある秘密の提案をします。青鬼の言ったとおりにすると、村人は赤鬼を信用して仲良くしてくれました。一方、しばらく姿を見せない青鬼の事が気になり、青鬼の家を訪ねてみると・・・。
じっくりと浜田廣介の世界を味わって欲しかったので、年長さんに読みました。はじめは、「鬼なんて怖くないよ」等と言って、はしゃいでいましたが、物語が進むうちにグングンと引き込まれていきました。物音ひとつたてず、緊張感さえ漂っていました。そして、最後の「ドコマデモ キミノトモダチ アオオニ」の言葉で、子供たちの張りつめた心に、ジワーっと熱いものが広がっていくのが分かりました。余韻に浸りながら、涙を流している子もいて、作者の伝えたかったものは、確かに5歳の子供たちにも届いたようです。本当に、素晴らしい絵本だと思います。
メモ;この絵本は、偕成社からも出版されていますが、偕成社の方は、より易しく 短く書かれています。今回は、年長児向けに白泉社版(原文です)を読みました。年中児には、偕成社の方がよいかもしれません。 |